永代供養の費用って誰が払うの?
永代供養の費用って誰が払うの?と疑問に思っている方は少なくないと思います。
永代供養といえば費用が抑えられるイメージがありますが、永代供養墓と一口に言っても様々なお墓がその費用は様々。
さらにその永代供養墓の費用は、誰が払うのでしょうか。
このコラムを読んでぜひ、参考にしてください。
目次
永代供養の費用って誰が払うの?
永代供養の費用を誰が支払うにかについて、明確な決まりはありません。ただ大きく分けると次の二つにケースがあると思われます。
1、納骨される本人が払う
2、祭祀承継者が払う
納骨される本人が支払う
納骨される本人が生前に永代供養を契約する場合、その人自身が全額を支払うことが一般的です。すべての永代供養墓に当てはまることではありませんが、永代供養墓は多くの場合、年間の管理費などの費用は事前に一括で払うことを済ませたり、そもそも年間管理費などの諸費用はかからないケースが多いです。
祭祀承継者が支払う
祭祀承継者とは、お墓や仏具など、家の祭祀に関わるものを祭祀財産と言いますが、これを承継する人を指します。
一般的に永代供養の費用は、この祭祀承継者に払う義務があります。
すでに遺骨が存在していて親の永代供養の費用を兄弟姉妹間で分担することもあるでしょう。この場合、誰がどのくらい払うのか事前の相談で決めておくと良いでしょう。特に、継続的な管理費等が発生するタイプの永代供養墓の場合は、明確な取り決めがないと後で誰が何の費用をどのくらい払ったのかと、トラブルの原因となることもあるため注意が必要です。
管理費など費用の滞納が続くと、最悪の場合永代供養墓の利用ができなくなる可能性もあるので、定期的に支払うことの重要性も理解しておく必要があります。
祭祀承継者は家の祭祀に関わる財産を承継する役割があり、永代供養で遺骨の埋葬やお墓の契約などもその範疇に入ることが多いので、その責任と義務を理解しておくことが大切です。
永代供養にかかる費用
永代供養墓は比較的費用が抑えられることもあって、近年選ぶ方が多くなってきているお墓です。とは言っても実際に人がなくなった場合、様々な費用がかかることは事実です。
これらの費用は兄弟や親族と分担することもできますので、あらかじめ大まかな金額を知っておくと安心できます。
永代供養墓の契約料
永代供養墓と一口に言っても、それにはいくつかの種類があり、遺骨の安置方法をはじめ、各霊園や墓地によっても費用の金額は変わってきます。
一般的な相場でいうと以下のようになっています。
・合祀墓費用相場:10万円〜
・集合墓費用相場:20万円〜50万円程度
・個人墓費用相場:40万円〜150万円程度
・納骨堂費用相場:50万円〜200万円程度
・樹木葬費用相場:20万円〜150万円程度
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管理費
永代供養にかかる年間管理費や維持費といった費用は、契約の時に一括で支払うことがあったり、そもそもそういった諸費用は必要のない永代供養墓が多いですが、霊園や墓地によっては年間数千円から2万円ほどの費用を支払うところもあります。
納骨料
お墓にご遺骨を納めるときは、石材屋さんへお願いすることになることがあります。その場合2~3万円程度の費用を渡すことになります。
彫刻料
一つの区画に、親族など二人以上のご遺骨を収める永代供養墓の場合、新しく入る方のお名前や戒名を墓石やプレートに彫る彫刻費を3〜5万円ほど支払うことになります。
他にかかる費用
もし誰かが亡くなると、お墓のことだけでなく他にもかかってくる様々な費用があります。そのことも念頭に置いておきましょう。
葬儀費用
葬儀と一口に言っても、その一式には火葬代、棺や骨壷、式場の使用料、祭壇や葬儀場に飾る生花、僧侶や神主に渡すお布施など、いろいろ費用がかかってきます。
行政手続きにかかる費用
もし人が亡くなると、各自治体に届出を出したり、火葬許可証などを発行してもらわなければなりません。金額的には大きな額ではありませんが、そういった行政手続きでも手数料など多少の費用がかかります。
まとめ
子どもや身内、親族に負担や心配をかけたくないと永代供養墓を考え、または自分の好みの形式が選べたり、比較的費用が抑えられるといったことなどから、生前に永代供養墓を契約する方が増えてきています。その場合は、ご自分でほとんどの支払いを済ませておくことが多いので、金銭的なことを考えなくても大丈夫かもしれません。
そうではなく、あまり考えたくないことではありますが、もし身内に不幸があり永代供養墓に埋葬したいとなったときには、残された遺族、特に祭祀承継者が払うことになります。
とはいえ、経済的なことからそれができない場合は、家族などの身内にしっかり相談するようにしましょう。また、自分は祭祀承継者じゃないからと祭祀承継者にすべて押し付けるようにしないで、誰がではなく、家族みんなで亡くなった方の供養をするんだという気持ちを、しっかり持つようにしましょう。
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