ペットの供養はいつまですればいいの?
いつかは訪れる「死」
自分のその時が来た時のこと、ペットのその時が来た時のこと、そしてペットの死後のことを考えたことはありますか。
その時が来ることを理解していても、無意識に避けていますよね。そして、その時が来てしまったら、何の準備もしておらず、焦る気持ちと悲しみに打ちひしがれてしまいます。
では一体いつまでどのようにペットを供養すればいいのだろうということを、今日は考えてみたいと思います。
目次
ペットの供養はいつまでする?
答えは、あなたの自由です。
人間と同じように1周忌、3周忌と法事を行ってもいいのです。
お盆には迎えて送り出してといったこともして良いのです。
ペットの誕生日や、お家に来たおうち記念日、命日などあなたの思うがままに思い出して、感じて供養してあげるのが一番です。
中には自分が亡くなるまでずっと供養している方もいるでしょうし、また最近では一緒に入れるお墓もあります。死後もずっと一緒にいることができます。
「供養」は思い出すことで十分だという方もいます。
それは人間も同じこと。人は2度亡くなるとはよく聞く話で、1回は命が亡くなった時、そして2度目は人に忘れられた時。それを考えると、忘れずに時折思い出し、微笑んだり、涙することが何よりの供養というのかもしれません。
人間だと33回忌が弔いあげと言われますが、ペットはその限りではないということです。
ただ一般的な供養の期間は四十九日です。
そもそもペットの供養は必要なのか?
答えは、特に「必須」といった決まりはありません。
先述したように、ペットの供養を永遠にしたい方もいるでしょう。そうではない方もいるかもしれません。手元に置いておきたい方もいるでしょうし、ペットの仲間たちと一緒に永遠に供養をしてあげたい方もいると思います。
つまり、自分にとって「愛するペットにどうしてあげたいのか」といった気持ちに尽きます。
ペットの四十九日とは。
「四十九日」とは仏教でいう魂が来世でどのような世界にいくかが決まる大切な日とされています。
ペットの四十九日もまた、人間と同じと捉えて良いでしょう。
人間は没後、生前の行いについて7日ごとに裁判をうけ49日目に行われる最後の裁判で生まれ変わった後の処遇が決まるとされています。(これは宗派によっても異なりますし、さまざまな説もあります。)このため、残された遺族は四十九日の法要を行うことで魂の成仏を祈るようになりました。
四十九日の計算方法とすること。
四十九日法要に限らず、忌日は命日を1日目として数えます。
四十九日までは魂が成仏しておらず、この世に漂っているとされています。また、ペットは「動物界という霊界」に行く、「虹の橋」に行く、「完全に消滅する」などさまざまな話がありどれが正解でということはありません。
これもまた飼い主様の考えによる自由と言えるでしょう。
スピリチュアルな出来事から見るペットの死後の世界ーペットロスに陥った時の考え方ー
四十九日法要を絶対にしなければいけないという決まりはありませんが、よく行われることとして、
・お経を読んでもらう
・お墓参り(お供物)をする
・納骨する
などがあります。
法要の種類
法要には何日目の忌日を迎えるかによって呼び方がありますので紹介します。
・初七日(しょなのか・しょなぬか)
命日から7日目に行う(葬儀後一緒に行ってしまうところもあります)
・二七日(ふたなのか)
命日から14日目に行う。
・三七日(みなのか)
命日から21日目に行う。
・四七日(よなぬか・ししちにち)
命日から28日目に行う。
・五七日(いつなのか)
命日から35日目に行う。有名な閻魔大王に裁きを受ける日とされています。
・六七日(むなのか・むなぬか)
命日から42日目に行う。
・七七日(しちしちにち・なななぬか)・四十九日(しじゅうくにち)
命日から49日目に行う。
一般的に忌明けの日であり、通常の生活へと気持ちを切り替えるタイミングとされます。
・百か日(ひゃっかにち)
命日から100日目に行う。亡くなった悲しみに一区切りをつkwる日とされています。
・一周忌(いっしゅうき)
命日から1年後に行う。
二七日から六七日までは省略されることも最近は増えてきています。
まとめ
ペットの供養の仕方、そしていつまですれば良いのかは自由です。自分の、また家族の意向に沿ってどうするかをよく話し合って決めていくのが良いでしょう。
その時が来たら、
落ち着いて、その肉体を抱きしめ気持ちを伝えましょう。
人間と同じように最後は聴覚が残るとされています。
大好きな気持ち、感謝の気持ち、思う存分伝えてあげましょう。
そして、人間と同じく冷たくなり死後硬直も始まります。
体を清めて楽な姿勢にしてあげてください。ペット専用葬儀会社、かかりつけの動物病院などに連絡をしましょう。
わかっているかもしれませんが、実際その時が来たらパニックになってしまうこともあります。
少しだけ知識として頭の片隅に置いておいてくださいね。
「みんなの永代供養」ではペットと一緒に入れるお墓の検索もできます。ぜひご活用くださいね。