納骨堂で永代供養をご検討中の方は必見!必要な費用を詳しく解説
納骨堂や永代供養という言葉を耳にして「どのくらいの費用で依頼できるのだろうか?」と興味を持たれた方は必見です。今回は、納骨堂と永代供養にまつわる費用について詳しく解説いたします。永代供養の意味や納骨堂選びのポイントにも触れますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
永代供養で使用する納骨堂とは何のこと?
ここ数年でよく耳にするようになった「納骨堂」とは、そもそもどういった施設のことなのでしょうか。この先の説明をさらに分かりやすくするために、ここでひと通りおさらいしておきましょう。
納骨堂は屋内型の埋葬施設
納骨堂は、骨壺に入れた遺骨を安置しておく建物です。施設によっては納骨殿、霊堂などとも呼ばれることもあります。屋内にあるため雨風や暑さ寒さといった天候の影響を受けにくく、年間を通じて快適にお参りできるのが特徴です。
寺院運営・公営・民営の3つがある
納骨堂には運営・管理を行う母体に応じて、寺院運営・公営・民営の3つの形態があります。寺院運営の納骨堂では、仏式の供養が受けられるのが特徴です。公営では比較的安価な費用でサービスが受けられます。民営のものは手厚いサービスが受けられることでしょう。
近年では屋外型納骨堂も
近年では納骨堂のシステムはそのままに、屋外に設置される納骨堂も少しずつではありますが増えてきました。屋外にあることで天候の影響は受けやすくなるものの、開放感にあふれ明るい雰囲気の中でお参りできる点がメリットです。
納骨堂は永代供養と相性抜群
永代供養との相性の良さも、納骨堂の大きな特徴のひとつです。ここでいう永代供養とは、永代にわたり(=長年にわたり)お経を上げてもらうなどの供養をしてもらえることを意味します。
みなさんが永代供養を依頼しようと思った主な理由は何だったのでしょうか。ご先祖様や、いずれ自分が仏様になったときにも安心して眠り続けられるようにとの思いがあったはず。納骨堂であれば、永代にわたり静かにお眠りいただけます。
さまざなタイプの納骨堂(永代供養付)に注目
ひとくちに納骨堂といってもタイプは実にさまざま。ここでは代表的な納骨堂のタイプを4つご紹介いたします。これらの中で故人のご遺志や予算にあった納骨堂がきっと見つかるはず。気になるものは、実際に見学して確かめるのもひとつの手です。
ロッカー式の納骨堂(永代供養付)
いわゆる学校のロッカーや駅のコインロッカーに似た外観の納骨堂です。限られたスペースに多くの遺骨を納めることができるため、比較的料金が安く済む点が支持されています。料金によってロッカーの大きさを選べるのも特徴です。
棚式の納骨堂(永代供養付)
文字通り、棚に骨壷を陳列するタイプの納骨堂です。ロッカー式と比べてもさらに省スペースなつくりになっており、ゆったりとお参りすることができます。永代供養付での費用がリーズナブルな点も特徴です。
仏壇式の納骨堂(永代供養付)
仏壇式の納骨堂は、費用とサービスのバランスがいちばん取れたスタイルかもしれません。各ご家庭にある、いわゆる仏壇と同じようなものが並ぶ姿は、遺骨を安置する場所として安心感が感じられます。
自動搬送式の納骨堂(永代供養付)
こちらは、専用のICカードを使用することで参拝ブースまで遺骨の入った厨子や収納棚を自動で搬送してくれるタイプの納骨堂です。例えるなら立体駐車場で出庫する際に、ご自分の車を番号で呼び出すような感覚です。
納骨堂で永代供養を依頼する意味とは?
そもそも、なぜ多くの方が納骨堂で永代供養を依頼しているのでしょうか。その意味を3つの観点からご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
永代供養付の納骨堂で無縁仏を避ける
納骨堂で永代供養を依頼する意味は、何といっても無縁仏になるのを避けられることでしょう。お墓を管理する費用を捻出するのが難しい等の理由で墓じまいを考える方が多い昨今。時間だけが過ぎて改葬しないままではいずれお墓は荒れ放題になってしまうでしょう。
さらに時が流れお参りしてくれる人もいなくなったらどうなるでしょうか。ご先祖様の遺骨はすべてが無縁仏となってしまいます。追加の費用を納め納骨堂で永代供養を依頼すれば、そのような最悪の事態を回避することが可能です。
永代供養付の納骨堂で子孫に負担をかけない
納骨堂で永代供養を依頼する意味の2つめは、子孫に経済的・精神的・肉体的な負担をかけずに済むようになることです。お墓の管理は思ったよりもお金がかかりますし、夏場の草取りは体を疲弊させます。お墓の管理をしなければという負担感も無視できません。
費用を含めたさまざまな負担を次の世代に押し付けずに済んだら、どれほど素晴らしいことでしょう。かといって、祖先の霊はきちんと祀ってあげたい。このような一見矛盾する願いを叶えてくれるのが、納骨堂で永代供養を依頼することです。
永代供養付の納骨堂は地球環境にも優しい
納骨堂で永代供養すれば、地球環境にも優しいことをご存じでしょうか。納骨堂では小さなスペースにご先祖様の遺骨を埋葬するのが一般的です。つまり、一般的なお墓のように専用の墓地や墓石を必要としません。
そのため、新たに山野を切り拓く必要のないのがポイントです。また、納骨堂自体が駅からアクセスのよい場所に建てられていることが多く、その場合は自動車を何時間も運転する必要がありません。したがって、排出するCO2の削減にもつながるというわけです。
納骨堂と永代供養それぞれの費用は?
それでは、もしかするとみなさんの一番の関心事かもしれない、納骨堂と永代供養にかかる費用をご紹介します。もちろん、土地柄や選ぶ納骨堂の種類によっても数字は上下しますが、おおまかな費用感はつかんでいただけるはずです。
納骨堂にかかる費用【ケースによる】
ひとくちに納骨堂といっても必要な費用は実にさまざまです。単純に遺骨を納めるだけならば10万円台の費用で依頼できるところもありますし、自動搬送型の中には費用が100万円を超えるところもあります。平均すれば、40万円〜50万円といったところでしょうか。
一方で、納める遺骨の数によっても費用は変わる点には注意が必要です。個人墓のケース、夫婦墓のケース、家族墓のケースによって費用設定が決まっている場合も珍しくありません。具体的な費用がどのくらいかかるのかは個別のケースで異なります。
永代供養にかかる費用【10万円~百数十万円】
永代供養にかかる費用とは、その名前のとおり永代にわたって供養を依頼するためのお金です。これには、納骨堂の清掃や補修、日々の読経などが含まれます。ただし、寺院や霊園によってサービスの内容・範囲はさまざまですのでよく確認しておきましょう。
納骨堂を希望する方の大半が永代供養の依頼も検討されている方ですので、納骨堂の費用と永代供養料をセットで案内される場合もあります。
その他で納骨堂にかかる費用【3万円~10万円】※離檀料を除く
納骨堂の費用と永代供養料の他にも費用がかかるケースがあります。それは、法要の際に必要になる寺院へのお布施の存在です。閉眼供養(魂抜き)や開眼供養(魂入れ)のケースが分かりやすいでしょう。
また、納骨堂へ永代供養を依頼することは、同時に今あるお墓は墓じまいにすることを意味します。この場合は離檀料(檀家をやめる際に払う費用)が必要になる場合があります。この辺はよく頭に入れておくとよいでしょう。
納骨堂選び(永代供養付)のポイントは?
費用面はもとより、サービス面でも納得のいく納骨堂(永代供養付)は、どうやって選べばよいのでしょうか。費用面以外で大事な3つの観点からアドバイスいたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
納骨堂までのアクセスは良好か
いくら費用が安くサービスの内容が充実していても、自宅から納骨堂までの距離が長過ぎるのでは困ってしまいます。もちろん、それはお参りする機会がぐんと減ってしまいかねないからです。お墓は、お参りしないのではその意味も薄れてしまいます。
また、直線距離はそうではなくても、最寄りの駅やバス停から遠いというのも考えものです。私たちがいつまでも車を運転していられるとは限りません。場合によっては多少費用がかかっても、しっかりとバリアフリーになっている納骨堂を選ぶのもポイントです。
合祀で永代供養になる期間は何年か
仮に費用とサービスが充実した納骨堂で永代供養を依頼したとしても、その納骨堂を未来永劫ずっと使い続けられるわけではありません。多くの場合、契約時効に「所定の期間が過ぎれば合祀となる」旨の記述があるケースが一般的です。
問題は、個別の納骨スペースから合祀となるまでの期間。12年(13回忌まで)なのか32年(33回忌まで)なのか、希望すれば期間を延長できるのかなどを事前にチェックしておかないと、費用面だけで納骨堂を選ぶと思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。
安心・信頼のできる業者かどうか
納骨堂で永代供養を依頼する際は、費用や立地、供養内容などさまざまな条件が入り乱れるのが普通です。これらをきちんと把握、リストアップして絞り込みを行うにはやはり専門の業者の手を借りるのがいちばん間違いのない手段でしょう。
とはいえ、何十万円から場合によっては百数十万円もの費用がかかるので、依頼する業者は慎重に選びたいもの。何度も足を運んだり、電話で相談したりして信頼のおける業者なのかを見極めることが求められます。
【東京】永代供養付で費用面でも納得の納骨堂は?
ここでは、実際に永代供養付で費用面もリーズナブルな納骨堂をいくつかご紹介してきます。今回は東京エリアにある3つの納骨堂をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.東京御廟(ごびょう)本館【荒川区】
町屋光明寺が提供する東京御廟本館は、東京都荒川区にある納骨堂です。最寄りの東京メトロ千代田線・町屋駅からは徒歩3分と、抜群のアクセスを誇ります。また、周辺にはコインパーキングも多く、お車でいらっしゃる方にも好評です。
耐震性に優れバリアフリーな造りは、お参りする方々に安心感を与えてくれます。計9か所におよぶ参拝スペースで専用の参拝カードをかざすと、遺骨を収骨した墓碑が自動的に運ばれてくる仕組みの納骨堂。費用は、個人タイプで25万円からと大変リーズナブルです。
2.早稲田(わせだ)納骨堂【新宿区】
浄土真宗大谷派の竜善寺が管理・運営する早稲田納骨堂は、東京都新宿区という素晴らしい立地でサービスを提供しています。東西線・早稲田駅より徒歩1〜2分で到着できるといいますから、そのアクセスの良さはトップクラスだといえそうです。
こちらの納骨堂を選ぶメリットは、いつでも明るい個室参拝室でお参りいただけること。そんなプライベート空間を個人ではなくご家族で48万円から利用できるとあって、費用面でも人気の高い納骨堂です。いちど、その良さを現地で確認されることをおすすめします。
3.大空閣寺(だいくうかくじ)【世田谷区】
東京都世田谷区にある大空閣寺もまた、おすすめできる納骨堂のひとつです。当宮殿沿線の二子玉川駅よりバスを利用すれば、最寄りのバス停より徒歩3分とアクセスもまずまず。こちらにある中宮殿納骨堂では、ロッカー式の納骨スペース(1名用)が利用可能です。
さて、気になる費用は1区画(12年)で28万3,500円。入会金、管理費、納骨式費、永代使用料、永代供養料、銘板料のすべてがコミコミでこの価格は正直言って破格ではないでしょうか。更新料を支払うことで期間延長が可能な点も見逃せないポイントです。
東京以外のエリアにも、おすすめの納骨堂はたくさんあります。費用やサービス面で条件にぴったりの納骨堂がないか気になる方は、こちらの「お墓を探す(みんなの永代供養)」のページで検索してみてください。
費用もサービスも納得の納骨堂で永代供養を依頼するなら「みんなの永代供養」がおすすめ!
ご先祖様の遺骨を納骨堂に納めて永代供養を依頼すれば、天候に関係なくいつでもお参りできるのが大きなメリットです。施設全体がバリアフリーになっていることも多く、年をとってからでも安心してお参りできるのもいいですね。
そんな魅力たっぷりの納骨堂を検討してみようと思った方は「みんなの永代供養」へご一報ください。費用面はもとより、みなさんのニーズにぴったりの納骨堂をご提案させていただきます。