お墓のお役立ちコラム

樹木葬を依頼する際にけっして後悔しないためのポイントを大公開

現在墓じまいを検討しているが、どう供養したらよいか分からない。そんなお悩みを抱えた方のために、樹木葬をご提案します。後悔しないためのポイントを解説しますので参考にしてみてください。

目次

後悔しないための基礎知識その1:そもそも樹木葬とは?

樹木葬とはそもそも何のことなのか、ここをしっかりと押さえておかないまま依頼しても後悔は免れません。基本的な知識のおさらいから始めてみましょう。

樹木葬は墓石不要の葬送形式

樹木葬は比較的新しいタイプの葬送形式で、墓石を必要としないのが大きな特徴です。故人の遺骨を埋葬した場所には、メモリアルとして樹木や草花を植えます。庭園タイプと里山タイプの2つに大別できるのも特徴です。

細かく分けると、個別に埋葬するものや合祀するもの、ペットと共葬が可能なものなどがあります。寺院や霊園によって個性が非常に豊かなため、事前に足を運んで実際に自分自身の目で様子をたしかめるのがよいでしょう。

樹木葬は永代供養のひとつのかたち

樹木葬は永代供養としての側面も持ち合わせています。永代供養とは、ご家族に代わって寺院や霊園が所定の期間に遺骨を管理・供養することです。ここでポイントとなるのは「永代」という言葉。これは、永遠とかならずしもイコールではありません。

大半の場合、13回忌や33回忌といった節目を迎えると遺骨は合祀され、他人の遺骨と一緒に埋葬されます。そのため、いったん樹木葬を選択すると後に故人の遺骨だけを取り出すのは事実上不可能に。このことはかならず理解しておきましょう。

樹木葬のメリット・デメリットとは

樹木葬にはたくさんのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。ここで、それぞれ主なものをまとめてみましたので参考にしてください。

樹木葬のメリット・3選

樹木葬を選択するメリットには、主に以下のようなものがあります。

  • 費用を安く抑えられる
  • 自然に還ることができる
  • 跡継ぎの心配がない

樹木葬は、安い費用で地球環境にも優しく、かつ子孫に負担をかけずに済む点が大きなメリットだといえそうです。いずれも現代社会の抱えた悩みを解決するという点で、樹木葬が大きく注目されているのは間違いありません。

樹木葬のデメリット・3選

  • アクセスが不便な場合がある
  • いずれは合祀になることが多い
  • 季節によって見た目が変わる

一方で、ときには遠方にありアクセスしづらいことがあるのがデメリットです。また、永代供養という性質上、いずれは合祀になってしまう点にも理解が求められます。植物をあしらった樹木葬は、外観が常に一定ではないこともよく理解しておきましょう。

樹木葬を選んで後悔せずに済んだ、選んで良かったと思えるようにそれぞれのメリットとデメリットについて、この後の項目でさらに掘り下げて説明していきます。

後悔しないための基礎知識その2:樹木葬が選ばれる理由とは?

墓じまいで後悔したくない人が樹木葬を選択する理由は何なのでしょうか?その代表的な理由を3つにまとめてみましたので、ご覧ください。

樹木葬はとにかく費用がリーズナブル

後悔しないために樹木葬が選ばれるのは、何といっても費用が安く済む点が大きいと思われます。これは、他の葬送形式と異なり墓石や仏壇を必要としないからです。代わりに比較的安価な樹木や草花を植えることで、故人の霊を慰めます。

樹木葬では自然に還ることができる

樹木葬を選べばいずれは自然に還れるというのも、後悔せずにすむ理由のひとつでしょう。樹木葬の中にはメインとなる樹木の周囲に散骨するタイプのものもあります。こうすることで、故人のお骨は長い年月を経て土へ還るというわけです。

樹木葬は跡継ぎがいなくても安心

樹木葬で永代供養を依頼する方の中には、同時に墓じまいを行った方も少なくありません。墓じまいをした理由のひとつには後継者不足というのもあったことでしょう。このように樹木葬を選択すれば跡継ぎ問題で悩むことも少なくなります。

後悔しないための基礎知識その3:樹木葬選びの注意点とは?

樹木葬で絶対に後悔だけはしたくないという方のために、樹木葬選びの注意点をお伝えします。3点に絞って解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

樹木葬は墓地の立地がカギ

せっかく樹木葬で永代供養を依頼しても、墓地までの距離があまりにも遠かったり、アクセスが不便だったりするとお参りする足が遠のいてしまいます。ご自宅から至近である必要はありませんが、アクセスしやすい場所にあるのは後悔しないためにも必要な条件ではないでしょうか。

樹木葬は契約の内容が重要

樹木葬で後悔しないための最重要ポイントは、しっかりと契約内容を確認しておくことではないでしょうか。もちろん、初期費用のこともそうですが、問題は永代供養の年数。何年で合祀になるのか、延長はできるのかなど細かい点にも注意を払っておかないと後悔の元になるかも。

樹木葬は見た目の変化に注目

樹木葬を現地で見た方の中には、樹木や草花の美しさや庭園さながらの開放感に感動される方もいることでしょう。しかし、それだけでは後悔してしまうかもしれません。季節による見た目の変化について納得の上、契約に臨めば後悔も少ないでしょう。

後悔しないための基礎知識その4:樹木葬で後悔した事例とは?

樹木葬はイメージと違い後悔した

青々として生命力にあふれる草木に色とりどりに咲き誇り彩りを添える花たち。そんなイメージで樹木葬をお願いしたつもりだったのに、現実はずいぶんと違っていて後悔した。残念ながら、そういった事例はゼロではありません。

これには2つの要因が考えられます。それは、人的要因と自然要因です。前者の場合、管理団体が適切な樹木や草花の手入れを怠ってしまったことにあります。後者ですが、秋冬には緑や花が減ってしまいがちですよね。

樹木葬は返骨ができずに後悔した

転勤で遠く離れることになったので、樹木葬にした親族の遺骨をふたたび改葬しようとしたが寺院や霊園サイドから出来かねますと言われた。そんなこんなで樹木葬にしたことを後悔する方がいらっしゃるかもしれません。

もちろん、個別の契約内容にもよりますが、これは樹木葬を合祀墓で行った場合に起こりうると予想できます。合祀というのは他人の遺骨といっしょに埋葬して永代にわたり供養をおこなっていただくもの。こうなると、個別の骨だけを取り出すのは事実上不可能です。

樹木葬は余裕が持てずに後悔した

樹木葬のみならず、永代供養ではしばしば墓じまいを行う必要性が生じてしまいます。すると必要な書類やそれを用意する順番など、様々なことを頭に入れておかなければなりません。「本当は〇〇月には改葬の予定が!」などと、うまくいかない事態も起こりえます。

また、改葬の予定があることを今お世話になっている菩提寺にあらかじめ相談しておくのも大事です。ひとくちに改葬といっても、寺院の都合というものがあります。あまりに急な場合、なかなか書類を用意してもらえない場合もあると肝に銘じておきたいものです。

後悔しないための基礎知識その5:樹木葬で後悔しないためには?

結局のところ樹木葬で後悔しないために、私たちはどのような方策をとればいいのでしょうか。後悔したくない方へ、主なポイントを3つにまとめてみましたので参考にしてみてください。

樹木葬は現地に足を運べば後悔しない

ネットの情報やパンフレット等で樹木葬を依頼する候補地を絞り込みましょう。その後で有効な手段は、実際に現地まで足を運んでみることです。そうすれば、実際に現地までどのぐらいの時間がかかるのか、肌感覚で理解できます。

また、ふだんから植物がマメに手入れされているのか、秋冬など緑の少ない季節の様子はどうなのかをチェックしておくことも有効です。そうすれば「思いのほか時間がかかった」「イメージと違った」などの理由で後悔することもぐっと少なくなります。

樹木葬は事前学習しておけば後悔しない

樹木葬で後悔しないためには、とにかく事前に基本的な知識を身につけておくことが大切です。たとえば、本コラムの序盤で解説したメリット・デメリットやそれに続く解説等は事前に押さえておくべきことがらです。

特にお金に関することは、何度も確認するぐらい慎重な姿勢で臨みましょう。広告やCMはオプション無しの最低価格を提示していることが珍しくありません。必要なオプションは何なのか、きちんと線引きが出来ていれば後悔も少なくなるでしょう。

樹木葬は余裕を持った計画で後悔しない

樹木葬で永代供養を依頼するなら、とにかく余裕を持ったスケジュールを立てることから始めてみてください。親族や菩提寺への相談はもちろんのこと、だれが、いつどこで書類を手配するのか、やることは意外にたくさんあります。

簡単なものでも構いませんから、事前に流れ図を準備しておくのもおすすめです。その際、後からいろいろと書き込みができるように、ある程度余白を残しておくとよいでしょう。もし、不安ならば「みんなの永代供養」のような業者に相談するのもひとつの手段です。

東京で後悔しない樹木葬はどこ?おすすめ3選を大公開!

結局のところ、後悔しない樹木葬を提供してくれる寺院や墓地はどこなのか。東京近郊のおすすめ3選をご紹介します。

後悔しない樹木葬1:源覚寺(げんかくじ)【文京区】

東京都文京区の小石川エリアに本堂を構える源覚寺は、地下鉄やJRの各駅から至近で非常にアクセスのよい寺院です。「こんにゃく閻魔(えんま)」で有名なこちらのお寺は、江戸時代の創建で400年にもおよぶ歴史を誇ります。

さて、肝心の樹木葬ですが、何と1名様39.5万円から入れるという良心的な価格設定。粉骨して専用の容器に納めた遺骨は、使用年数を1年単位で選べるというユニークな条件も。アクセス良好でリーズナブルな価格設定で、後悔はしにくい樹木葬だといえそうです。

小石川 源覚寺墓苑|緑に囲まれた都心の永代供養墓

後悔しない樹木葬2:梅窓院(ばいそういん)【港区】

青山通りに面した都心の一等地にある梅窓院は、銀座線外苑前駅より徒歩1分とアクセスの面は申し分ありません。こちらの寺院は、伝統的な日本の美しさを感じさせる孟宗竹の林や山門と世界的な建築家・隈研吾氏による近代的なビルが絶妙の対比をなす名刹です。

梅窓院には、一般の墓所や永代供養墓に加え紅白の梅が美しく咲き誇る樹木葬の区画も用意されています。春告草と呼ばれる梅の静かで清らかな姿が故人を優しく包み込む、そんなお墓です。木々の命と共にありたいと願う方にぴったりの樹木葬ではないでしょうか。

梅窓院|「外苑前駅」より徒歩1分 都内で眠れる寺院墓地

後悔しない樹木葬3:東京里山墓苑【八王子市】

本当に広々とした敷地の中で四季折々の自然を楽しむなら、東京里山墓苑がおすすめ。こちらは、東京で唯一の里山型樹木葬です。こちらは、23区からは離れているものの、その分他にはない魅力がたっぷりつまっています。

個人区画を利用できるプランや合祀墓を利用するプラン、はては同敷地内にあるペット専用墓地まで多種多彩なニーズに対応できるのが特長です。また、墓じまいを考えている方にもぴったりなプランのご用意もあります。

東京里山墓苑|八王子市 里山の豊かな自然の中で眠る樹木葬

大阪で後悔しない樹木葬はどこ?おすすめ3選を大公開!

ここでは、大阪近郊の樹木葬で後悔したくない人におすすめの3選をご紹介します。

後悔しない樹木葬1:淨國寺(じょうこくじ)【大阪市天王寺区】

大阪市天王寺区にある淨國寺は、大阪の「ミナミ」のそばにありながら緑豊かな寺院として地域の人々に親しまれています。また、桜をはじめ四季を通じてさまざまな花が鑑賞できることから、参拝客の姿が絶えることはありません。

樹木葬には「眠華葬 四光エリア」と呼ばれる区画が用意されています。「黄光エリア」には黄色を、「白光エリア」には白を基調とした花々に囲まれているのが特徴的。年間管理費が無料の永代供養で、家族に負担をかけたくない方でも安心です。

淨國寺霊苑|大阪市天王寺区 バラや桜 季節のお花があふれる寺院墓地 樹木葬・永代供養墓も

後悔しない樹木葬2:あべの泰清寺(たいせいじ)【大阪市阿倍野区】

あべの泰清寺は、あべの駅より徒歩約2分とアクセスの抜群に良い寺院です。こちらでは、合同納骨永代供養墓「慈恩廟(じおんびょう)」と個別納骨永代供養墓の「寿翁碑(じゅおうひ)」の2タイプの樹木葬を選択できます。

「慈恩廟」は、墓地使用料・永代供養料・永代管理費がコミコミでお1人様5万円(税込)で利用できるのが最大の魅力です。一方、「寿翁碑」は一般のお墓のようにお参りが可能な単独のお墓で、石碑にあなただけのデザインを施すこともできます。

あべの泰清寺|駅から徒歩2分の永代供養墓

後悔しない樹木葬3:パークフォレスト堺【堺市美原区】

パークフォレスト堺は、堺市内で最大級の広大な敷地を誇る樹木葬霊園として知られます。また、9つの駅から無料送迎バスが出ており、アクセスの面でも申し分なさそうです。樹木葬は、大きく「さくら樹木葬」と「デザイン墓石樹木葬」の2つから選択できます。

自然葬型の「さくら樹木葬」では、2人から6人までの5タイプのプランをご用意。夫婦で入るもよし、家族全体で入るもよしです。「デザイン墓石樹木葬」では「これがお墓?」と驚くほど華やかなデザインの洋風墓石が、芝生の緑とよくマッチしています。

パークフォレスト堺|堺市美原区 さまざまな永代供養つき樹木葬 9駅から無料送迎バスあり

樹木葬で後悔したくないなら「みんなの永代供養」にご相談を!

樹木葬にはリーズナブルな費用で自然に還ることができ、後継者の問題が解決できるというメリットがあります。一方で、立地や永代供養の内容など、しっかりと理解し納得することが求められる一面があるのも事実です。

樹木葬の良い面を十分に生かし、デメリットを最小限に抑えるにはお墓のプロフェッショナルに相談することをおすすめします。樹木葬で絶対に後悔したくないなら「みんなの永代供養」までご連絡ください!

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