お墓のお役立ちコラム

お葬式はなぜ必要? どんな準備をするの? お葬式の意味と準備

日本では誰かが亡くなったとき、家族や友人を呼んでお葬式を開きますね。

でもなぜお葬式を行うのでしょうか?

あなたの家族が亡くなったら、お葬式をするためにどんな準備をしなければいけないのでしょうか?

この記事では、お葬式の意味と、お葬式を行うための準備や手続きについてご説明します。

 

お葬式の意味

お葬式は、大切な人への敬意や、生前お世話になったことへの感謝を表すための儀式です。

その方が死後の世界で安らかに過ごせるように、祈りを捧げます。

また残された家族・友人たちも、お葬式での最後の別れを通じて、その人がいかに大切であったかを再確認し、感謝の気持ちを伝えることができます。

 

お葬式の準備と手続き

お葬式を行うためには、さまざまな準備や手続きが必要になります。

家族が亡くなってつらい気持ちのときに、これらを一から考えるのは大変です。いざお葬式を行うことになったとき、スムーズに準備を進められるよう、あらかじめ必要な準備や手続きについて知っておくことが大切です。

 

死亡診断書・死亡届をもらう

臨終に立ち会った医師から死亡診断書をもらいます。この用紙は死亡届と一緒になっていて、役所に故人が亡くなったことを届け出るときに使います。これらの書類はお葬式後の手続きの際にも必要になりますので、大切に保管しておくようにしましょう。

病院ではなく、自宅で亡くなった場合には、医師を呼んで死亡確認をしてもらいます。確認がとれるまでは、ご遺体に触れないようにしましょう。

事故や自殺で亡くなった場合は、警察を呼んで検視をしてもらう必要があります。死因・事件性を判断する解剖が行われたのち、死亡診断書に代わる死体検案書が交付されます。

 

死亡届は、亡くなった日から7日以内に役所へ提出します。しかしこの手続きをしないと火葬許可証がもらえないので、実際には亡くなった当日や翌日に提出する場合が多いです。

 

葬儀社を選ぶ

葬儀社はお葬式の準備や手続きをサポートしてくれる会社です。家族や関係者と相談しながら、信頼できる葬儀社を選ぶようにしましょう。いざというときに慌てないよう、亡くなる前からWebサイトや資料請求、見積り相談などを通してリサーチし、準備をすすめておくことをオススメします。

葬儀社を選ぶときには、これらのポイントに注意して比較するとよいです。

  • どんな葬儀形式に対応できるか?
  • 見積り料金に何が含まれるか?内容は明確になっているか?
  • 相談した際、担当者の対応は丁寧か?疑問にたいして、満足のいく説明をもらえたか?
  • 実際にその葬儀社でお葬式をした方からの評判はどうか?

 

お葬式の日程と場所を決める

お葬式の日程を決める際には、まず家族や関係者の意見を聞きましょう。それから僧侶、葬儀社、火葬場の都合を聞いて、日程を選びます。遠方からくる方がおられる場合は、時間の余裕をみることも必要になります。

【注意!】
「友引」の日は、お葬式を行うのに縁起が悪いと考える人もいることから、葬儀社や火葬場が休業の場合がありますので注意が必要です。

 

会場については、葬儀社が提供してくれることが多いため、相談して決めるとよいです。

自宅でお葬式を行いたい場合は、対応可能かどうか確認する必要があります。ただ自宅を会場にする場合には、祭壇などの飾りつけや儀式に必要なものなど、自分で準備しなければならないものが増えることを覚悟しましょう。近所の方々への配慮も忘れないでくださいね。

 

遺体の搬送と安置

亡くなった直後は、その場にいる近親者たちで「末後の水(まつごのみず)」をとります。これは「死に水」とも呼ばれ、故人が死後の世界でのどの渇きに苦しむことがないようにとの願いを込めて行う儀式です。

基本的なやり方は、箸の先にガーゼなどを巻いて水を含ませ、故人の唇にあてて、口を湿らせてあげます。

 

お葬式までの間、故人のご遺体は葬儀場か自宅、病院で亡くなった場合は霊安室に安置されます。葬儀社がこれらの手続きを行ってくれます。

 

お葬式開催に必要な手続きと書類の準備

参列者の人数とリストの作成

年賀状の枚数は、交際範囲の広さを表す1つの指標として参考にできます。これを目安にして、参列者の人数を予想します。年賀状の差出人と住所から、参列者リストも作成できます。

ただ近年では、家族葬や小規模なお葬式を希望する方も増えてきました。もっとも大切なのは故人の遺志や親族の意向ですので、亡くなるまでにどれくらいの規模で、どんな種類のお葬式がよいか、話し合っておくことが理想です。

 

遺影に使う写真の準備

なるべく正面を向いていて、きれいに映っているものを選びます。

写真を葬儀社に渡せば、大きく引き伸ばして、背景の変更や不要な部分の修正もしてもらえます。衣服を別のものに差替えることや、カラー写真をモノクロ写真に変えることも可能です。

 

参列者への連絡と案内

参列してくれる可能性のある人に、お通夜・お葬式の日時と場所を伝えます。電話、メール、FAXなどを使って連絡します。連絡の際には、自分と故人との関係やいつ亡くなったのかも伝えましょう。

また、参列者の受付や案内役を担当する方にもお願いをしておきます。

 

お通夜・お葬式当日とその後

お通夜・お葬式の日には、故人への感謝と死後の世界での安息を願って、参列者とともに祈りを捧げます。葬儀社の進行役が案内をしてくれますので、指示に従いましょう。

お葬式が無事に終わった後は、遺産相続の手続きや、お墓の手配が必要になります。

遺族の方々にとって、この時期はお通夜・お葬式の準備から開催までの、一連の作業からくる疲れと悲しみで大変なときです。体と心のケアには十分気を配りましょう。

 

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まとめ

お葬式は、亡くなった家族や友人に生前の感謝を伝え、安らかな死後の旅へ送るための儀式です。

いざ亡くなってから慌ててしまわないよう、お葬式についての情報収集や、必要な手続きについて学んでおくことが大切です。

大切な人との最後の思い出を、美しく満足のいくものにするために、早めの準備をしておきましょう!

 

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