お墓のお役立ちコラム

京都府のおすすめ永代供養墓10選!費用相場や選ぶポイントも解説

京都府で人気の永代供養とは

 

京都府における永代供養を紹介する前に、永代供養とは何か、従来のお墓との違い、京都府の地域的な特徴および京都の供養や葬儀を紹介します。

永代供養とは?従来のお墓とは何が違うの?

永代供養とは寺院や霊園が永代に渡り、遺族や子孫に代わってお墓の供養や管理をする仕組みのことです。「永代(えいだい)」とは、「永い(ながい)年月」という意味。寺院や霊園に永代供養料を納めて、遺骨の供養、お墓の清掃や墓地の管理といった一切の世話をしてもらえます。

 

従来のお墓よりも費用を抑えやすく、契約時に供養や管理に必要な支払いを済ませておくので「お墓にお金をかけられない」「後継ぎがいない」「子どもに負担をかけたくない」といった方たちに選ばれています。

 

永代供養についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

永代供養墓とは?選び方や注意点をわかりやすく解説

京都府の人口推移は

令和2年の国勢調査によると、京都府の総人口は257万8,087人、世帯数は118万8,903世帯です。

 

前回の平成27年国勢調査と比べると、京都では5年間で人口は1.2%減少、世帯数は3.3%増加しています。全国の人口は0.7%減少したのに対し、京都府では人口減少率が高いことがわかります。 

年齢別にみると、京都府の15歳未満割合・15歳〜64歳割合は過去最低を記録し、65歳以上割合は過去最高の29.3%でした。京都府でも高齢化が進んでいることから、永代供養が関心を集めています。

 

参考:京都府「令和2年国勢調査 京都府の人口及び世帯数等に係る結果の概要」

 

京都府の供養や葬儀の特徴は

古都である京都府。かつて政治や文化の中心であったため歴史や伝統に深く関係し、京都府には独特のしきたりがあります。

 

●不祝儀の水引は黄白

 

京都府では、黄白水引の不祝儀袋を利用するのが基本です。これには京都府が皇室のお膝元であったことと深く関係しています。

 

一説によると天皇家が白黒の水引を使うので、庶民は同じ色を使っていけないとの想いから、京都府では喪を表す黄色を用いるようになったそうです。他にも、かつて宮中への献上品には、玉虫色の水引をかけていたことが理由とされています。玉虫色は遠目には黒と見分けがつきにくく、庶民が弔事に使用するのは畏れ多いことから避けるようになったそうです。

 

●供花は樒(しきみ)を用いる

 

葬儀式場には菊などの生花を飾るのが一般的ですが、京都を中心に一部の関西では樒(しきみ)を用いるしきたりがあります。

 

樒はもくれん科の常緑樹。枯れることがないことから、仏の永遠を象徴する植物とされてきました。樒は葉や樹皮から強い香りを発し、さらに実には毒があります。かつては埋葬した遺体を野犬などの動物に荒らされるのを防ぐために墓地に植えられました。また強い香りが死臭を浄め、魔を祓うとの意味も持ちます。

 

●家族が火葬場に同行しないケースがある

京都府では、故人との関係によっては家族といえども火葬場に同行せず、収骨できない場合もあります。

 

子どもが親よりも先に亡くなることは「逆縁(ぎゃくえん)の不幸」といい、最大の親不孝とされてきました。京都府の一部の地域では、逆縁の不幸の場合、親は火葬場に同行しないというしきたりがあります。

 

他にも、妻が故人の場合、夫が火葬場に同行するのは良いが、夫に先立たれた妻が火葬場に同行するのは避けるべきとされていました。妻が同行すると「再婚の意志がある」とみなされていたのです。現代では再婚も一般的になっているので、京都府においてもこのような考えはなくなりつつあります。

 

●故人が愛用した茶碗を割る

京都府の葬儀では、生前に故人が愛用した茶碗を割ることがあります。これには「あなたの食事はありませんから、迷わず成仏してください」という想いがあるといわれています。

 

●出棺時には送り火を焚く

京都府の一部地域では、葬儀の際の出棺時に「送り火」として藁や紙を燃やす風習が今も息づいています。周りから煙が出ないよう、出棺後はすぐに蓋をかぶせて火を消します。この風習は、故人に戻る家を見失わせるためだといわれています。

 

京都府で永代供養墓を選ぶポイント

京都府にはさまざまな墓地があり、永代供養墓の選択肢も豊富です。ここでは、京都府で永代供養を選ぶ際にチェックしたいポイントを紹介します。京都府で永代供養墓を探す際の参考にしてみてください。

 

京都府で永代供養墓を選ぶポイント①立地・交通アクセス

自宅から永代供養墓までの距離や交通手段は、選ぶ際の大切なポイントです。また求めたい立地条件は、お墓参りに行くのは誰か、頻度はどのくらいかによっても変わってきます。

 

例えば、核家族で離れた場所に家族が住んでいる場合、新幹線の停車駅から公共交通機関を利用して行ける場所なら、誰でもお墓参りしやすいでしょう。一方、駅の近くで交通の便が良い場所は、駐車スペースが狭い傾向にあります。京都府で墓地を見学する際に、駐車場の有無や近隣のコインパーキングなども調べておくと安心です。

 

今後、高齢で自動車の運転をしなくなることも考慮し、どのような交通機関があるか、最寄駅からどれくらいで行けるのか、送迎バスの有無なども確認しておきましょう。

 

京都府で永代供養墓を選ぶポイント②埋葬方法

京都府の永代供養では、次のような埋葬方法があります。

 

  • 永代供養墓(合祀墓、集合墓、個別墓など)
  • 納骨堂(位牌式、ロッカー式、仏壇式、自動搬送式など)
  • 自然葬(樹木葬) など

 

埋葬方法の種類によって費用が変わってくるため、事前にしっかりと確認してください。

 

また同じ埋葬方法でも、霊園や寺院によって納骨形式や納骨できる人数などは異なります。一度契約すると変更できない場合が多いため、後から変更しなくても良いように親族としっかりと話し合っておきましょう。

 

京都府で永代供養墓を選ぶポイント③設備

寺院や霊園の施設・設備の充実度のチェックも大切です。

 

例えば、遺骨の前で手を合わせられるのか、副葬品やお花を供えられるのか、お参りの際に休憩できる場所はあるのかなど。バリアフリー完備であれば、車いすの方もお参りがしやすくなります。

 

なかには本堂や礼拝堂といった法要施設を備えていないところもあります。どのような設備があるのかも確認しておくと安心です。

 

京都府で永代供養墓を選ぶポイント④費用

京都府の永代供養墓の費用相場は5~150万円です。

 

ただし、初めから他の人の遺骨と一緒に納骨する合葬タイプの永代供養墓か、一定期間個別に納骨するタイプの永代供養墓かによって費用の平均は変わります。

 

合葬タイプの費用相場 5~30万円

集合タイプの費用相場 20~60万円

個別タイプの費用相場 50~150万円

 

寺院や霊園の立地や設備によって価格に幅がありますが、平均的には50万円からが相場といわれています。京都府で一般的な墓の場合は130万円が相場ですので、永代供養墓のほうが費用は安い傾向にあります。

 

費用相場はあくまでも目安であり、納骨方法や供養の仕方によって異なります。施設によっては初期費用以外に管理費や維持費がかかることもあります。京都で永代供養墓を選ぶ際は初期費用だけではなく、サービスの内容もあわせて確認しましょう。

京都府でおすすめの永代供養墓10選

①西陣樹木葬墓地

日蓮宗の本瑞寺が管理運営を行っておりますが、宗教を問わず、どなたでも納骨可能です。

5霊まで納骨可能で、ご家族一緒にご利用いただける樹木葬です。

住所 京都府京都市上京区上立売通千本東入上る姥ケ寺之前町896−1
最寄駅

北野線「北野白梅町駅」から徒歩16分、または京都市営バス乗車、「千本上立売」バス停から徒歩3分
京都市営バス「千本今出川」バス停から徒歩6分

購入費用 樹木葬50万円〜
年間管理費

3,000円(50年一括払75,000円(50%割引)、生前申込の方は67,500円)

詳しくはこちら ↓

西陣樹木葬墓地|京都市上京区 宗教不問の樹木葬 5霊までご家族一緒に納骨可能

②白川霊苑

慈詮院が管理運営を行っている霊園です。園内に宇治浮舟樹木葬墓地あります。

宗教を問わず、どなたでも納骨可能です。

永代供養塔もあり、後継者のおられない方も安心です。

住所 京都府宇治市白川鍋倉山40-2
最寄駅 JR奈良線「宇治駅」からタクシー6分、または京阪バス乗車、「白川峠」バス停から徒歩5分
購入費用 個人墓 20万円〜 樹木葬 10万円〜
年間管理費

個人墓 3,000円 

樹木葬 2,000円(50年分一括払い50,000円。生前申込一括払い45,000円。)

詳しくはこちら ↓

白川霊苑|宇治市 一般墓・樹木葬に対応 公園や植物園も近くお散歩も楽しい

 

③正念寺 千日新墓地

桜の名所としても知られる、景勝男山を見渡せ、景色のすばらしい寺院墓地です。家族の一員であるペットと一緒に入ることのできる区画もあります。

住所 京都府八幡市下奈良隅田15-1
最寄駅 鋼索線「男山山上駅」からタクシー6分
京阪本線「橋本駅」から徒歩20分
「八幡市駅」より京阪バス乗車、「小西」バス停から徒歩1分
購入費用

個人墓 15万円〜

樹木葬 28万円〜

合祀墓 13万円〜

年間管理費 2,000円他

詳しくはこちら ↓

正念寺 千日新墓地|八幡市 桜の名所でもある景勝男山を見渡せる ペットと一緒に眠れる

④京都天が瀬メモリアル公園

約17,000㎡の広大な公園墓地。

墓石もさまざまなタイプがあり、お好みに合わせて選べます。

一面芝生が植えられ、緑豊かで清々しい雰囲気の中、四季折々の景観が楽しめます。

年忌法要のできる施設もそろっております。

住所 京都府宇治市宇治金井戸8−1
最寄駅 京阪「宇治駅」/JR「宇治駅」からタクシー10分
JR「宇治駅」から無料送迎バスあり(土日祝、お彼岸、お盆、GWのみ)
購入費用

個人墓 140万円〜

樹木葬 25万円〜

合祀墓 12.5万円〜

年間管理費 5,000円ほか

詳しくはこちら ↓

京都天が瀬メモリアル公園|宇治市 緑豊かで広大な公園墓地 さまざまなお墓がある

⑤誠心院

1027年に建立され、和泉式部が初代住職を務めたことで有名な古刹の寺院墓地です。

繁華街の一角にあり、宗教不問でどなたでも納骨できる永代供養墓です。

住所 京都府京都市中京区中筋町487
最寄駅 京阪「三条駅」/京阪「四条駅」/阪急「河原町駅」より徒歩8分
市営地下鉄東西線「京都市役所前駅」より徒歩10分
購入費用 合祀墓 12万円〜
年間管理費 なし

詳しくはこちら ↓

誠心院 百八観音 永代供養墓|京都市中京区 和泉式部が初代住職を務めた由緒あるお寺

⑥鷲峰山 高台寺

1606年(慶長11年)豊臣秀吉の正室 ねね(北政所)によって、秀吉を弔うために創建された、歴史を感じる由緒ある寺院墓地です。「秀吉とねねの寺」として親しまれています。

住所 京都府京都市東山区高台寺下河原町526
最寄駅

東西線「東山駅」から徒歩12分、

または市バス乗車「東山安井」バス停から徒歩8分

購入費用

個人墓 150万円〜

合祀墓 30万円〜

年間管理費 なし

詳しくはこちら ↓

鷲峰山 高台寺|京都市東山区 豊臣秀吉の正室ねねが建てた寺院墓地 永代供養墓も

⑦雲龍院「龍華堂」

一般墓のように家族ごとに納骨できる室内霊園です。室内なので雨の日でも快適にお参り可能で、個別スペースをご用意しており、ゆったりとお参りできます。

住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
最寄駅 JR奈良線/京阪本線「東福寺駅」から徒歩17分
JR「京都駅」/近鉄「東寺駅」から市バス乗車、「泉涌寺道」バス停から徒歩10分
購入費用 個人墓 98万円〜
年間管理費 13,000円

詳しくはこちら ↓

雲龍院「龍華堂」永代供養付室内墓苑|京都市東山区 雨の日でも安心の室内個別墓

⑧大信寺

アクセスの良い立地にあり、宗教不問の樹木葬、合祀墓の用意がございます。

住所 京都府京都市伏見区西大文字町956
最寄駅 京阪本線「中書島駅」/「伏見桃山駅」/「丹波橋駅」より徒歩15分
京都市バス「三栖大黒町」バス停より徒歩5分
購入費用

個人墓 100万円〜

樹木葬 33万円〜

合祀墓 5万円〜

年間管理費 6,000円ほか

詳しくはこちら ↓

大信寺|京都市伏見区 樹木葬・合祀型永代供養墓もある寺院墓地 せせらぎが聞こえる

⑨心華寺

一般墓だけでなく、さまざまな永代供養墓の種類があり、ご希望に沿ってお選びいただけます。ご家族の一員であるペットの供養墓もございます。

住所 京都府宇治市神明石塚66
最寄駅 近鉄京都線「伊勢田駅」より徒歩10分
購入費用

個人墓 38万円〜

納骨堂 35万円〜

合祀墓 25万円〜

年間管理費 6,000円ほか

詳しくはこちら ↓

心華寺|宇治市 永代供養墓や納骨堂 お墓の豊富さが魅力 ペットの供養も任せられる

⑩泉涌寺霊園

「御寺」とも呼ばれ、皇室とゆかりのあるお寺として信仰されてきました。「京都タワー」も見渡すことができる自然豊かなお寺です。ご購入には「御寺泉涌寺を護る会」への入会が必要となります。

住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町27
最寄駅 奈良線「東福寺駅」から徒歩16分、または京都市バス乗車、「泉涌寺道」バス停から徒歩11分
購入費用 一般墓 75万円〜
年間管理費 3,000円

詳しくはこちら ↓

泉涌寺霊園|京都市東山区 天皇家に縁がある「御寺」 京都タワーも見渡せる

 

京都府で永代供養墓を選ぶなら


みんなの永代供養」では、さまざまな永代供養墓を探せます。京都府で永代供養ができる寺院や霊園を選びたい方は「お墓をさがす|みんなの永代供養」から「京都府」を選んで探してみてください。京都府の永代供養墓の運用方法や費用目安も確認できるので、一度チェックしてみるのがおすすめです。

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